現在は、脂肪注入による豊胸手術などは一般的なものになりました。


ここに至るまでには、大変な歴史があるのです。


アメリカで豊胸術が関心を集めはじめたころ、ある医師がこんなことを述べています。


「小さい胸で悩むことは、肉体ではなく心理に悪影響をおよぼす。


小さな乳房の整形が注目されるようになったのは、現代の『美しい体への信仰』によって小さな乳房が想像以上にたくさん存在することがわかってから」でした。


「胸パッド」の製造・販売はビッグビジネスに発展しましたが、豊胸術のほうが解決策としては上でした。


医師は乳房を「改造」して「きれいな円錐形にぴんと突き出た豊かなバスト」を作ろうと提案しました。


たとえ「サイズ」は変わらなくても気持ちが明るくなり、幸せになれる。


3年後、ベームズは外観の問題を解決するための新しい技術を開発しました。


「臀部の遊離脂肪移植片」を筋膜ごと移植することで、血液の流れを促進する活発な細胞が得られ、これまでの脂肪移植につきまとうトラブルが回避されるはずでした。


この術式によれば移植片が生着すると思われ、しばらくはこのテクニックがもてはやされましたが、問題がすべて解決したわけではありませんでした。


時間がたつにつれて、予想外の後遺症があらわれました。


体が移植片を吸収しようとするため左右の乳房がアンバランスになったり、移植元に大きな傷跡が残ったりしたのです。



いろいろな豊胸法がありますが、わたしが1番オススメなのは脂肪注入でする豊胸です。


しかし、そんな脂肪注入法にも少しは難があります。


それは、脂肪細胞の生着率によって、手術直後の大きさに比べて、バストが小さくなってしまうことです。


注入された脂肪は、周辺から伸びてくる新生血管によって栄養と酸素を供給されて生着率がよくなりますが、注入されたときにうまく新生血管と融合しないと、その脂肪細胞は死んでしまいます。


そして、周囲の組織に吸収されてしまいますので、バストは50%前後、小さくなってしまうのです。


また、バストに注入するためには、ある程度の量の脂肪細胞が必要ですが、やせている方は十分な脂肪を吸引できないので、オススメできません。


脂肪注入で豊胸する方法には、どんなメリットがあるのでしょうか。


前回、人口乳腺を大胸筋下に挿入する方法を紹介しました。


しかし、異物を体に入れるのは抵抗があるという方には、やはり脂肪注入法をオススメします。


これは、腹部や臀部などの余分な脂肪をバストに注入する方法で、自分の脂肪を注入するわけですから、拒否反応もなく安全です。


これが1番のメリットです。


おまけに、余分な脂肪を吸引してボディラインもすっきりするのですから、まさに一石二鳥です。


脂肪注入法は、吸引した脂肪を、乳腺下に注入します。


授乳には全く関係なく、自然なふくらみと感触を保つことができます。



豊胸には、脂肪注入で行うもの以外にもいくつか方法があります。


今回も、生理食塩水バッグ入れる方法について。


生理食塩水バッグを入れる場所によって、乳腺下法と大胸筋下法の2つがあります。


乳腺下法は、乳林あるいは乳房の下を切って、そこからバッグを乳腺と胸筋の間に挿入します。


一方、大胸筋下法は、ワキの下から、大胸筋と小胸筋の間にバッグを挿入します。


わたしはこのどちらかなら、大胸筋下法をオススメします。


大胸筋下法では、バッグが大胸筋で覆われるので、手で触れた感触は自然で、硬くなりにくく、授乳にもまったく問題がありません。


また、ワキの下をシワに沿って数センチ切開するだけなので、傷跡もほとんど残らないのです。



一方の乳腺下法は、乳腺と胸筋の間にバッグを挿入するので、境界線がはっきり表にあらわれやすく、不自然なのです。


しかし残念なことに、大胸筋下法は乳腺下法より高度なテクニックを必要とするため、大胸筋下法を行う美容外科がまだ少ないのが実情です。



脂肪注入でする豊胸以外にも、いくつか方法があります。


有名なのは、生理食塩水バッグを入れる豊胸術など。


バスト形成の歴史は100年ほどですが、昔はたくさんの問題を抱え、さまざまな方法が試みられてきました。


現在では、人体に害のない生理食塩水の入った人工乳腺を胸に挿入する方法が多く行われています。


生理食塩水バッグは、丈夫なシリコかンの袋に、生理食塩水を入れたものです。


FDA(米国薬品局)公認の安全無害なもので、万が一バッグの中身が漏れても、からだに害を及ぼす心配がありません。



なぜ、自分の脂肪を注入する豊胸術が安心なのでしょうか。


それは、脂肪組織の中に新しく脂肪細胞を再生させる幹細胞が含まれているからです。


また、その他の豊胸術には、あまっているおなかの脂肪を2つに分割して、血管付きで乳房の近くの血管につないで、血流を再開通させ、生着させるという方法もあります。


このような方法は、乳房以外にも有効なのです。


少量の自家脂肪移植を目の下のクマや、くぼみ取りに使って良い結果を出している例もあります。


その程度のくぼみならこの方法が適しているのか。


また、皮膚の真下か筋肉の下か。


これらのような注入の層の選び方など、経験豊富な医師にやってもらわないと、トラブルになりかねませんので気をつけましょう。



生体の中で他部位から一旦血行を遮断した組織が移植され、生着(血管が入り込み、生きた組織になること)するには、移植する組織が血管の多い小指の頭くらいの大きさで、なおかつ移植部位の血行が豊富でなければなりません。


それでは、腹部や大腿部から脂肪吸引した自家脂肪を精製して、乳房に移植する方法はどうなのでしょうか。


少量ずつ分散させて注入すれば、完全に生して豊胸の目的が達成されます。


実際、移植された脂肪が数ヶ月で一部吸収されたり、袋状のしこりになったりして、ほとんど元に戻ってしまうことも可能性は低いですがあります。


また、注入の仕方が悪く、1ヶ所に大量の自家脂肪を注入すると、大きなしこりになってしまいます。


これらのことには十分に気をつけましょう。


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タンパク質をたっぷりと含んだ朝食を食べると、「食事誘発性体熱産生反応」が強く起こって体温がグングン上がり、脳にカツが入り、早めにスッキリした頭になります。


朝食では、洋食ならばタンパク質を多く含んだ卵やチーズ、ハムやソーセージ。


日本食なら豆腐の味噌汁や卵や納豆、サンマやアジの開きなどが、定番のメニューですが、こういった昔ながらのメニューは、タンパク質が多くまことに理屈にかなったものだといえるでしょう。


こういうものをとらず、あまつさえ朝食を抜いたりすれば、どうなるでしょう。


体温の上昇がなかなか起こらず、午前中いっぱいは脳がポーッとした状態を続けるわけです。


脳や身体の臨戦態勢が整わないままに、仕事をしたり授業を受けたりしなくてはならないのですから、能率は上がるはずがありません。


もし7時に朝食をとったとすれば、9時前後には体温が十分に上がり、身体と脳は活動準備に入ります。


しかも午前中いっぱいはその高温状態が続くのですから、午前中ずっとクリアなままいられます。


貴重な朝の時間を充実して使うことができるでしょう。


「朝はしっかり食べる」というのは、ダイエット以外にもこういう利点があるのです。


脂肪注入で豊胸する日にも、しっかり朝ごはんを食べていきましょう。


「食事誘発性体熱産生反応」は次のような段階を踏んで起こります。


まず食べ物をよく噛むことを通して味覚や痛覚が刺激されて、その刺激が脳の視床下部に伝わります。

これによって交感神経系が興奮して、ノルアドレナリンというホルモンが分泌され、身体のエネルギー代謝が活発になるのです。


この「身体のエ、不ルギi代謝が活発になる」のは、いってみれば全身の細胞に

「働け、働け!」

と号令をかけているようなものです。


カツをいれられた身体中の細胞がせっせと活動を始めるので、エネルギーが消費され、熱が発生し、体温が上がる、というシステムです。


この一連の反応は、ざっと食後30分から1時問の間に起こります。


そのあと食べたものが消化・吸収され、全身の細胞によって代謝されていきます。


これは約6時間前後に及ぶ長期戦で、その間もずっと熱が発生しつづけます。


人間は眠りに入ると体温が下がり朝の起床時には、摂氏にして約1度も低下しています。


寝ている間は体温が下がり、脳も活動を低下させて休んでいるわけです。


起きぬけはだれしも頭がポーッとしています。


朝かかってきた電話にトンチンカンな返事をしたり、新聞の字面を目で追っているのに内容が全然頭にはいってこなかったりするのは、無理もないことなのです。


少なくとも起きてから30分以上たたないと、脳は活動状態には入りません。


さらに、集中した思考活動ができるようになるには、食後1時間くらい経って体温が上がってくるのを待たなければなりません。


脳にもウォーミングアップが必要なのです。


脂肪を注入して豊胸する場合にも、ウォーミングアップは必要ですよね。



髪が黒いのは、メラニン色素のせいです。

このメラニンは、毛乳頭に近い部分の毛母の外側、毛嚢に接した部分にメラノサイトがあり、ここでつくられたメラニンが毛髪細胞の方に入り込んでゆくわけです。

しかし、何等かの理由(まだ原因は不明です)で、メラニンがつくられないと白髪になるわけです。

既に生えている毛が、恐怖のあまり一夜で白髪になったとかいう話はよく聞きますが、生理学的にはまったく説明できないことです。

しかし、なぜメラノサイトが活動しなくなるのか・・・。

年をとって老化するならわかりますが、若い人や心配ごとで白髪が増える生理学的解決はまだついていません。

わたしは、現代の若い人に白髪が増えてきたのも、ただストレスのせいとばかりはいえない気がします。

やはり、不足がちのミネラルがメラニン生成に関連しているのではないかと思われます。

昔から言われている「白髪には海草が良い」というのも古人の生活の知恵ではないでしょうか。